この記事ではパナソニックの食器洗い乾燥機のプチ食洗シリーズ「NP-TCR4」と「NP-TCM4」の違いについて解説しています。
- 小型の食器洗い乾燥機を探している
- プチ食洗を検討している
- 「NP-TCR4」と「NP-TCM4」の違いを知りたい
「プチ食洗」シリーズは3種類あり、どれを選んだらいいか迷ってしまいませんか?
カタログをみただけではわからない「違い」も多いのでこの記事でしっかり解説していきます。
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3番手の「NP-TCB4」は乾燥とスピーディー洗いの機能なし
プチ食洗シリーズは3種類あります。
「NP-TCR4」と「NP-TCM4」の比較の前に、まずは3番手の「NP-TCB4」について紹介します。
3番手の「NP-TCB4」は乾燥とスピーディー洗いの機能がついていません。
「乾燥機能やスピーディー機能は必要かな?」
と悩むかたも、乾燥とスピーディー洗いは絶対あるものを選んだほうが柔軟な使いかたができるので乾燥機つきを選びましょう。
乾燥機能があれば、食洗機をスタートさせて外出できるのでめちゃめちゃ時短になります。
そしてスピーディー洗いは、洗い物が多いときに大活躍。
食器で1回、調理器具や鍋類で2回目と次々と仕上げてくれるので本当に便利です。
買うなら1番手の「NP-TCR4」か2番手の「NP-TCM4」をおすすめします。
「NP-TCR4」と「NP-TCM4」5つの違い
NP-TCR4 |
NP-TCM4 |
|
---|---|---|
標準コース(約99分) | ○ | ○ |
スピーディーコース(約29分) | ○ | ○ |
①価格(税込) | 42,000円~ | 35,000円~ |
②バイオパワー除菌 | ○ | ✕ |
③低温ソフトコース | ○ | ✕ |
④エコナビ | ○ | ✕ |
⑤食品カゴ | ワイヤータイプ | 樹脂タイプ |
「NP-TCR4」と「NP-TCM4」の違いは5つあります。
1価格
楽天でチェックしたところ、価格の差は7,000円くらいでした。
据え置き型の食洗機の寿命は5~7年と言われています。
年間1,000円の差を安いと考えるか、高いと考えるか…というところですね。
機能的な差はこれから説明する4点です。
あなたの使い方や生活スタイルで機能が必要か不要かで「NP-TCR4」「NP-TCM4」のいずれかを選ぶといいかと思います。
2バイオパワー除菌
バイオパワー除菌は「NP-TCR4」のみについています。
バイオパワー除菌はひと言でいうと「洗浄力をUPさせる」機能です。
詳しく説明すると、食器を洗う前の8分間で洗剤を60℃の高温で溶かして洗剤液を作ります。
この高温の洗剤液がデンプンやタンパク質、そして油などをすばやく洗い落としてくれるのです。
しかも99%の除菌効果も得られるというのでかなりすごい機能。
実際にバイオパワー除菌ありと無しで使ってみましたが、汚れ落ちは違います。
特にシリコン製の食器やタッパーなどのプラスチック製のものはバイオパワー除菌を使ったほうがキレイになりました。
ただし、バイオパワー除菌を使うと8分余計に時間がかかります。
そして粉末洗剤を専用洗剤入れに入れないと使えない機能なので、ジェルタイプの洗剤やジェルタブを使う予定なら不要かもしれません。
3低温ソフトコース
60℃以上のプラスチック製の食器を優しく洗うことができます。
通常のタッパーなどは耐熱性なので通常モードで洗って大丈夫です。
私は低温ソフトコースを全く使わないのでどうだろうか…
子どものプラ用食器やコップなどを洗いたいかた向けかもしれません。
4エコナビ
エコナビは自動で節電できる機能です。
水温や室温を感知して給水温度や乾燥行程のヒーターの時間などを調整してくれます。
エコナビを使う節電効果は約6%です。
食洗機の消費電力は洗浄時よりも乾燥時のほうが高くなるので、乾燥機能をよく使うならあったほうがいいかもしれません。
ただ、プチ食洗の1回あたりの電気代は約16.2円です。
1日2回使うとすると1ヶ月あたりの電気代は1,000円くらいなので、エコナビを使っても月60円しか安くなりません。
エコナビを10年ほど使えば7,200円になるのでやっと「NP-TCR4」との差額代になります。
・スピーディーコースでは使えない
5食品カゴ
「NP-TCR4」と「NP-TCM4」では食品カゴの素材が異なります。
「NP-TCR4」はワイヤータイプで、「NP-TCM4」は樹脂タイプです。
性能面で上なのはワイヤータイプです。
実際に、プチ食洗の上位モデルのレギュラータイプの食洗機やビルトインタイプはすべてワイヤータイプが採用されています。
耐久性や食器の入れやすさ、手入れのしやすさはすべてワイヤータイプのカゴのほうが上です。
樹脂タイプのカゴは食器を立てかけるツメがどうしても大きく太くなってしまいます。
また、水垢などもつきやすいようです。
「NP-TCR4」と「NP-TCM4」どっちを買うべき?
「NP-TCR4」と「NP-TCM4」どっちを買うべきかについてまとめました。
洗浄力と使い勝手なら「NP-TCR4」
バイオパワー除菌を使うと洗浄力がUPするので、スピーディーコースとの相性がいいです。
スピーディーコースでもキレイに仕上がるので食洗機を1度に複数回使うことを想定しているかたにおすすめ。
調理器具なども都度じゃんじゃん洗えます。
また除菌もしてくれるので、洗い上がりに嫌な匂いもしません。
まな板や小さなお子様の食器、そしてお弁当箱などもカンタンに除菌できるのが嬉しいですね。
- 汚れ落ちが良い
- ワイヤーカゴの使い勝手○
- 除菌できる
初期費用を抑えたいなら「NP-TCM4」
上位機種「NP-TCR4」との違いは4つだけですし、あなたにとって使わない機能もあるかもしれません。
不要な機能が多いならシンプルな「NP-TCM4」で十分でしょう。
- コスパ良し
- 1~2人分の食器なら十分
【節約】分岐水栓はカンタンに取り付けられる
食洗機を設置するために別で購入しないといけないのは「分岐水栓」です。
これは現在使っている蛇口のメーカーや形状によって対応する分岐水栓が異なるのでパナソニックのサイトで確認しましょう。
分岐水栓の取り付けは大掛かりな工事ではないので自分で取り付けられます。
【プチ食洗】実店舗で割引してくれる?
ビックカメラの実店舗でプチ食洗の値引き交渉をしたことがありますが、「値引きはできません」と断られてしましました。
また、10万円くらいする食洗機は配送料や設置料が無料になっていましたが、プチ食洗は有料で1万円くらいかかるとのこと。
食洗機に詳しくない店員さんだったので、疑問や質問を投げかけても「…(汗)」だったので対応もザンネンでした。
楽天やヤフーショッピグで買ったほうがポイントも貯まるし、送料無料だったので楽天で購入しました。
【プチ食洗】「NP-TCR4」と「NP-TCM4」どっちを選ぶのが正解?|まとめ
- 価格
- バイオパワー除菌
- 低温ソフトコース
- エコナビ
- 食品カゴ
単に食器を洗う手間が省けるだけでなく、手洗いよりもしっかり汚れを落としてくれる「NP-TCR4」がおすすめです。
とくにお子さんがいるおうちなら除菌もできたほうが安心ですよね。
「NP-TCR4」と「NP-TCM4」どちらを選ぶにしても、家事が本当にラクになります。
キッチンは少し狭くなりますが、設置する価値があると実感しています。