この記事ではパナソニックのプチ食洗「NP-TCR4」「NP-TCM4」「NP-TCB4」と相性がいい食洗機用洗剤を紹介しています。
- 食洗機用の洗剤を探している
- 食洗機を購入したばかり
- プチ食洗を使用している
食洗機用洗剤は毎日使うものなので、コスパが良くて使い勝手のいいものを選びたいですよね。
粉末やジェル、ジェルタブなど色んなタイプの食洗機用洗剤が各メーカーから発売されているのでどれを選んだらいいか迷うかもしれません。
プチ食洗は上位シリーズの食洗機に比べてややパワーや性能も劣るので、しっかり洗える洗剤を選びたいですよね。
色んな種類の食洗機用洗剤を実際に使ってみてレビューしてみたので、食洗機用洗剤選びの参考にしてみてください。
【タップできるもくじ】
食洗機用洗剤の選びかた
食洗機用洗剤はどのように選べばいいでしょうか?
使いやすくて汚れもバッチリ落ちて、コスパもいいものが欲しいですよね。
そんな食洗機用洗剤を見つけるには3つのポイントがあります。
- 形状
- 液性
- 界面活性剤の濃度
1形状で選ぶ
洗剤の形状は3種類あります。
- 粉末タイプ
- ジェルタイプ
- タブレットタイプ
メリットデメリットは以下のとおり
メリット) | デメリット | |
---|---|---|
粉末 | コスパがいい | 計量が必要、溶け残りする・粉塵が舞う |
ジェル | 溶け残りなし | 計量が必要、液垂れする |
タブレット | 計量不要 | 単価が高い |
計量は慣れると1回ですくえるようになるのであまり面倒ではありません。
食器の量や汚れ具合によって洗剤の量を変えられるので案外便利です。
2液性で選ぶ
液性は汚れをしっかり落とせる弱アルカリ性の洗剤を選んでみてください。
液性とは溶液中の水素イオン濃度pH(ペーハー)のことをいいます。
洗剤でいうと「弱アルカリ性」「中性」「弱酸性」の3つに分けられます。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
弱酸性:肌に優しい
中性:弱アルカリ性と弱酸性の中間
3界面活性剤の濃度の高さで選ぶ
界面活性剤がたくさん入っているほうが汚れが落ちます。
界面活性剤は付着した汚れを浮かしとる作用があるので、数値が高いものを選びましょう。
洗浄力が高いものを選べば、その分洗剤の使用量を減らすこともでき、コスパも良くなります。
【注意】台所用洗剤は食洗機に使用不可
食洗機に使う洗剤は必ず「食洗機専用の洗剤」でなくてはいけません。
手洗いで使う台所用洗剤は食洗機では使えないので注意してください。
台所用洗剤は泡の力で「浮かして」汚れを落とします。
泡立ちの良い界面活性剤が主成分の台所用洗剤を食洗機で使うと大量の泡が発生してしまいます。
洗剤が落ち切らないで食器に残ってしまったり、泡が庫外に漏れて故障の原因になるかもしれません。
食洗機用の洗剤は高温・高水圧で汚れが「溶ける」ように作られているため、泡立ちは抑えられています。
【満足】ずっと使い続けたい食洗機用洗剤7選
使ってみてよかった食器用洗剤を7つ紹介しています。
各洗剤の特徴、ひと袋で何回使えるか、そしてコスパについてもまとめました。
キュキュット
食洗機用洗剤は海外製のものが多い中、こちらは日本製です。
食器にキズをつけずにしっかりと汚れを落としてくれます。
プチ食洗なら1回あたり専用スプーン半分弱で済むのでコスパもバッチリ。
スピーディーコースで洗うと粉末が溶け切らないことがあり、シリコン製食器などに白くプツプツがついてしまうので注意。
- 粉末タイプ
- 弱アルカリ性
- 界面活性剤3%
- 日本製
詰め替え用400円(550g)で計算した場合以下のとおりです。
軽め | 通常 | しっかり | |
---|---|---|---|
1回量 | 4.5g | 6g | 9g |
回数 | 122回 | 91回 | 61回 |
コスト/回 | 3.3円 | 4.4円 | 6.6円 |
チャーミー クリスタ
粉末洗剤の溶け具合が不安だったり、短いコースをよく使う場合はジェルタイプのチャーミークリスタがおすすめ。
キャップで計量できるので汚れ具合によって洗剤量も調整できます。
しっかり汚れを落とせる10mlずつ使うと詰め替え1本あたり84回分です。
ちょっと油汚れに弱い部分もあるので、つけ置きや予洗いするかた向けの洗剤。
- ジェルタイプ
- 中性
- 界面活性剤6%
- 日本製
詰め替え用700円(840ml)で計算した場合以下のとおりです。
通常 | しっかり | |
---|---|---|
1回量 | 6ml | 10ml |
回数 | 140回 | 84回 |
コスト/回 | 10円 | 16.7円 |
ジョイ ジェルタブ
洗浄力と手軽さだとジョイのジェルタブがおすすめ。
庫内にポンと置くだけでギトギト汚れもすっきり落としてくれます。
1個あたり約20円とコスパはあまりよくないですが、計量や洗い残しなどのストレスから開放。
湿度の高い場所や塗れた手で触るとジェルボール同士がくっつくので注意が必要です。
- ジェルタブタイプ
- 弱アルカリ性
- 界面活性剤16%
- ベルギー製
ひと袋880円(54個入)で計算した場合以下のとおりです。
通常 | |
---|---|
1回量 | 1個 |
回数 | 54回 |
コスト/回 | 16.3円 |
フィニッシュパウダー
ミューズと共同開発されたフィニッシュは除菌力に定評があります。
まな板なお弁当箱やタッパー、乳幼児の食器の除菌もできるで安心です。
しかも汚れ落ちもバッチリなので、洗い直しの必要もありません。
粉が舞いやすいので計量のときは注意が必要。
また、ジッパーが目詰まりしやすいので別容器に詰め替えて使うと便利ですよ。
- 粉末タイプ
- 弱アルカリ性
- 界面活性剤3%
- ポーランド製
詰め替え用500円(900g)で計算した場合以下のとおりです。
通常 | しっかり | |
---|---|---|
1回量 | 4.5g | 7g |
回数 | 200回 | 128回 |
コスト/回 | 2.5円 | 3.9円 |
キュキュット ウルトラクリーン
「ワンプッシュボトル」を採用しており、ボトルを投入口に傾けて1プッシュするだけで1回分の使用量が出るしくみが便利。
洗浄力では粉末洗剤にはやや劣るものの、大切なグラスをキズつけずにピカピカに仕上げます。
- ジェルタイプ
- 中性
- 界面活性剤10%
- 日本製
詰め替え用600円(840g)で計算した場合以下のとおりです。
通常 | しっかり | |
---|---|---|
1回量 | 6g | 12g |
回数 | 140回 | 70回 |
コスト/回 | 4.3円 | 8.6円 |
緑の魔女
緑の魔女は「環境に優しい」洗剤です。
天然植物由来の成分なので微生物による分解力が高く、水質汚染を起こさないのが特徴。
嬉しいことに使用後の排水は、パイプに付着した汚れも落としてくれるんです。
爽やかなミントの香りですがニオイ移りはしません。
付属の計量スプーンが、粉末内に埋まっていることがあるので取り出すときにちょっとだけ苦労しました。
- 粉末タイプ
- 弱アルカリ性
- 界面活性剤0.5%
- 日本製
ひと袋600円(800g)で計算した場合以下のとおりです。
通常 | |
---|---|
1回量 | 4.5g |
回数 | 177回 |
コスト/回 | 3.4円 |
すっきり食器洗い機専用洗浄剤
環境に配慮した石鹸や洗剤を販売しているエスケー石鹸の洗浄剤は、生分解性が高く環境に配慮した洗剤です。
アルカリ性で油汚れもしっかり落としてくれます。
洗剤特有の薬品臭もないので毎回気持ちよく使えるアイテム。
量が多いとプラスチック類が白っぽくなってしまうので、食洗機の機種によって量を調整しましょう。
- 粉末タイプ
- 弱アルカリ性
- 界面活性剤不使用
- 日本製
一袋530円(500g)で計算した場合は以下のとおりです。
通常 | しっかり | |
---|---|---|
1回量 | 4.5g | 9g |
回数 | 111回 | 55回 |
コスト/回 | 4.8円 | 9.6円 |
エコストア オートディッシュウォッシュパウダー
ニュージーランド発のおしゃれでエコな洗剤ブランド「エコストア」はニュージーランドやアメリカで環境に配慮した企業・商品として数々の賞を受賞しています。
パッケージもサトウキビ由来の再生可能なプラスチックを使用。
洗剤成分にも環境配慮しています。
容器のデザインや洗浄力も申し分ありませんが、ボトルキャップの開閉がしにくいと感じるかもしれません。
ボトルのキャップは子どもが簡単に開けられないように設計されています。
指で両サイドを軽く押しながら回すコツがつかめば難しくありません。
- 粉末タイプ
- 弱アルカリ性
- 界面活性剤2%
- ニュージーランド製
1,100円(1kg)で計算した場合は以下のとおりです。
通常 | |
---|---|
1回量 | 15ml |
回数 | 66回 |
コスト/回 | 16.7円 |
「バイオパワー除菌」付きなら粉末洗剤を選ぼう
バイオパワー除菌の機能がついている「NP-TCR4」をお使いなら粉末洗剤がおすすめです。
バイオパワー除菌は粉末洗剤の洗浄力と除菌力をUPしてくれます。
60℃の高温で洗剤をじっくり溶かしてから庫内に噴射するため、溶け残りもありません。
バイオパワー除菌を使うと8分のプレ洗浄時間がかかってしまいますが、洗い上がりは違います。
食洗機で落ちにくいのはデンプン汚れ
食洗機で落ちにくいのはデンプン汚れです。
デンプン汚れとは具体的にいうとご飯茶碗のカピカピになったもの。
お米は米糊が作れるほど粘度が高く、落ちしずらいものです。
油汚れは高温であらうと溶け落ちますが、お茶碗のデンプン汚れはなかなか落ちません。
ご飯茶碗の汚れはできればつけ置き洗いや予洗いをしてから食洗機に入れたほうがいいでしょう。
ちなみに食器汚れは大きく分けて3種類あります。
- 油汚れ(バターや牛脂など)
- タンパク質汚れ(卵が焼き固まったもの)
- デンプン汚れ(ご飯のカピカピ)
プチ食洗と相性抜群!オススメ食洗機用洗剤7選|まとめ
プチ食洗機と相性がいい食洗機用洗剤を紹介しました。
プチ食洗は一般的な食洗機より洗える食器の数も少ないため、表記よりもやや少なめで使っています。
いつも予洗いをしてから洗っているので洗剤量は2gでも十分なときもあります。
初めは通常量で使ってみてから量を調整してみてくださいね。